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  • 執筆者の写真jitoukendo913

自燈剣道スポーツ少年団のはじまりと道場訓について

更新日:2020年2月8日



自燈剣道スポーツ少年団は、今年で36周年を迎えることが出来ました。

今日は自燈剣道スポーツ少年団のはじまりと道場訓について、少年団内で引き継がれている資料を頂いたのでお伝えできればと思います。


文章の末に「自燈」の創設当時のお話がありますが、自燈は、創設者である吾妻正友氏によって命名され、創設当初は、吾妻氏の子息他数名の子供達で始まったようです。


今も子供達が元気に剣道の稽古に励んでいる姿をみていると、創設当初も同じように子供たちが、自分たちが創った自燈スポーツ少年団で一生懸命、剣道の稽古をしている姿が眼に浮かぶようで温かく微笑ましい気持ちになります。


36周年ということですので、創設当時の皆さんにこのブログを目にして頂くこともあるかとワクワクした気持ちで書いています。


以下の文章は平成15年に当時の団長であった故、和田 滿先生が書いたものを、和田先生の言葉が伝わるようにそのまま記載させて頂きます。文章内の日時や敬称もそのまま残していますので予めご了承くださいますようお願いいたします。また文中にある現在の道場訓である「五乃心」の語源となった「五戒」のルーツについては、別の機会に書かせて頂きます。


皆さんに少しでも自燈剣道スポーツ少年団のはじまりについて知っていただける機会にして頂けましたら幸いです。


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自燈剣道スポーツ少年団 「団旗」 について


自燈剣道スポーツ少年団

平成 15年 12月 6日 (土)


◇団旗の製作に当たって


 本団の象徴 とも言える団旗は、従前には正規のものがありませんでしたが、後援会よる手製の白地の大布に「自燈」と書いた即席のものがありました。さらに、最近になってその旗を黄色に染めて使っていました。


そこで、二年程前から正規の旗を造る検討が進められて来ましたが、この度、後援会の重ねての努力によって、費用、文字、製作業者 も決まり、本格的に作業が始まりました。永年の懸案事項がようや くここに解決する運びとになつて、本年度の自燈杯争奪剣道大会の良き日に合わせて、深紅地の大旗の中心に、「五乃心」の文字を表わした「新団旗」を波露することが出来ることになりました。


今後は、稽古、対外試合等の全ての活動において本団旗を掲げ、団員相互が団旗の基に集い、励まし合い、協調し合い、団結し、更に一層の飛躍があることを願っています。


◇団旗の文字と色調について


団旗が本団の象徴 とすれば、そこに書かれた文字も団員の心が一つにまとまるものでなければならないと思います。


現在、本団には団員が目標とする道場訓がありますが、道場訓の五ツの言葉は「五戒」(以下参照)と 言います。


この「五戒」の心を生かして団旗の中央の言葉を『 五乃心』 (「 五ツのこころ」と読む)と 決めました。


また、団の名称である「自燈」(*3参照)を「五乃心」の上に置き、自分の心を高めてほしいことを表現 しています。書体は、書道家柳井鉄泉先生 (日 立市在住)の直筆によるものです。旗のベースの深紅地は、落ち着きと重みのある中に燃える心を表わし、自貫き文字には、潔白と純真な心を貫く気心を表現してデザインしました。


◇道場訓について


本団の道場訓は、以前に指導者主任をしていた中村清昭氏 (平成4年ー6年)によって、土浦警察署道場の道場訓を模して用いて来たと問いている。その際、後援会によって現在使われている掛け軸型に作製したものである。(篠崎絵美子氏 書 創立 25周 年記念行事としで作製)


◇「五戒」について

本団の道場訂1に ある五ツの言葉は、「五戒」と言われている。この「五戒」のルーツは、《別添資料》[雑誌『剣道時代』昭和 62年 11月 号(1987年)「 日常生活と剣道」<故・小川忠太郎先生範士九段・談>抜粋]で詳 しく記述している。そこに示されているように、千葉県市川市にある人間禅教団附属道場宏道会の道場訓で ある。また、因みに茨城県友部町にある直心館の道場訓|も 同じであると聞いている。


五戒

ー、嘘 (う そ)を ついてはいけない

ー、怠 (な ま)けてはいけない

ー、や りつばなしにしてはいけない

ー、我儘 (わ がまま)してはいけない

一、ひとに迷惑 (め いわく)をかけてはいけない


◇「自燈」について

本団の名称「自燈」とは、単語 として辞書には無いが、字体をそのまま解釈すれば「おのれをともす」となる。「自燈」の名付け親は、本団の創設者である吾妻正友氏 (現筑波大学職員、剣道五段)に依るものである。創設当初は、子息他数名の子供達で始まったそうである。


(文責 和田 浦)

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