自燈剣道スポーツ少年団の道場訓「五乃心(いつつのこころ)」の起源となった"五戒"についてのブログ第5回目です。
今日は五戒の最後の5つ目、
「ひとに迷惑をかけてはいけない」についてです。
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ひとに迷惑をかけてはいけないというのは言葉をかえていえば人を愛するということ。
これが大和魂の根本だ。「大和魂とは人に親切を尽くす心なり」
ここまで行った人は世界に敵はない。ここが剣道の極意である。
人に迷惑をかけない、人を愛するという気持ちで構えられると、その人の前に行くと頭が下がってしまう。ということは何かというと、そういう愛情の前に行くと、自分の持って生まれた直心、愛情が出てくる。だから打ち合いはいらなくなる。
剣道もこれが極意、人間の極意もある。
※内容は、雑誌『剣道時代』昭和62年 11月 号 (1987年) 「日常生活とlll道」<故 小川忠太郎先生範士九段・談>抜粋以下からの抜粋
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以上、本日まで自燈剣道スポーツ少年団の道場訓「五乃心」の起源となった五戒について書いてきました。
日頃、稽古の終わりに皆で読み上げている五乃心にこのような意味があったことに驚きました。
子供たちもこのような心を持った立派なひとに育って行ってほしいですね。
次回は、最終回として、故 小川忠太郎先生の五戒についてのまとめのお話を書きたいと思います。
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