自燈剣道スポーツ少年団の道場訓「五乃心(いつつのこころ)」の起源となった"五戒"についてのブログ第3回目です。
今日は、五戒の3つ目「やりっぱなしにしてはいけない」についてです。
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次の「やりっぱなしにしてはいけない」というのは、責任を持つということ。
これができれば、社会に出ても個人としては立派な人である。言ったことは実行する。
やりっぱなしにしない。剣道でもここが大事だ。
「一本打つ、打ちっぱなしにしてはいけない。残心。次に備える。」
これに欠ける人は上達しない。
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また、ここまでの三つの戒め
一、嘘をついてはいけない
一、怠けてはいけない
一、やりっぱなしにしてはいけない
の三つについて、故 小川忠太郎先生は以下のように仰っています。
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三つができれば、個人としては幸せな生活が一生涯できる。運が良くても悪くてもこの三項目を貫いていけば生活が楽しくなるのである。
人間はどんな境遇でも毎日毎日が楽しいということであれば、一個人としては大成功者だ。
この気持ちを「日々是好日」といい、剣と禅で修練した山岡鉄舟居士は、
「晴れてよし曇りてもよし富士の山 元の姿はかわらざりけり」とうたっている。
ここまで修練すれば人間個人としては完成されたと言えるだろう。
※内容は、雑誌『剣道時代』昭和62年 11月 号 (1987年) 「日常生活とlll道」<故 小川忠太郎先生範士九段・談>抜粋以下からの抜粋
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